任意売却後の残債
任意売却をしても、残債を棒引きしてもらえるわけではありません。
しかし、もともとローンの支払いが苦しくて家を手放す人が、今後もこれまでと同じ条件で支払いを続けていくのは現実的に不可能です。
この点については、債権者もよく理解していますから、無理な支払いを強いられることはまずありません。
返済については、その方の収入と生活状況に応じて、話し合いの上で柔軟に対応してもらえます。

1.住宅購入時: | 購入した時は収入と支出のバランスを考慮している為、家計に対して住宅ローンの負担があまり重くなっていない状態です。 |
2.現在: | 急な病気や怪我、リストラ、養育費の負担増などの環境の変化により購入時よりも収入が少なくなり、住宅ローンの負担が非常に重くなっています。このまま住宅ローンを払い続けるのは困難な状態です。 |
3.任意売却後: | 現在の収入から必要な生活費や養育費などを差引き、その残りの金額から無理の無い返済額を設定いたします。 |
無担保債権として残った債権は、金融機関からサービサーという会社に譲渡された後、債務者はサービサーと話し合いをすることになります。通常、サービサーは無担保債権を残債務の1~10%で買い取る場合が多いため、債務者は残債務の数パーセント位の一時金を支払うことで残債務の処理が出来る可能性が有ります。また、一時金が無い場合は5千円~3万円位の間での分割返済が出来る可能性があります。