競売とは?
競売とは、住宅ローンなどの借入金を返済できなくなったとき、銀行などの債権者が裁判所へ申し立てることによって実施されるもので、裁判所が強制的に住宅やビルなどを「入札」という方法で売る制度です。
債務者の不動産を裁判所が差し押さえ、借入れの担保となってる土地や建物などの不動産を裁判所が強制的に売却するのです。
裁判所は最低売却価格(基準価格)を決めます。
それをもとに購入希望者がそれぞれ希望価格を出し、最も高い希望者に売ります。
最高値で入札をした人が不動産の所有権を得る(落札)ことになります。
新所有者(落札者)が決まれば、もともとの所有者は退去しなければいけません。
意思に反しても強制的に退去させられることもあります。
債務者からすれば、強制的に「マイホームを奪われる」ということになりますが、これは法律にのっとった正当な行為なのです。